再びAchim

午後五時前、ちょっと遅くなってしまった。
でもChiliのラストダンスがみたかったから。

Achim(シュナイダーのファーストネーム カタカナだとアヒム ヒはichのヒと同じで空気喉から押し出し系の日本語にない音)の工房の公開は何時までだろう。
五時までで閉まっちゃったらかなしいとすこし歩みを速める。

相変わらずのすてきな文字案内に導かれ、工房に到着

Achimの姿を見止めて、誰かと話してるのでちょうどいい。
とりあえず他の人に尋ね、中に彼はいない工房に入れてもらって
昨日撮った写真チェックして撮ってないなと思ってたいくつかのものを
ちょこちょこ記録。
こんな取材っぽい仕事してどうするのかアテがあるわけじゃないけど。

もっといろんな新たな遊びが出てないかとちょっと期待してたけど
あるものは昨日と一緒、
だけど鳥調教オルガンの値段が出ていた。
でもあんまり使い道がおもいつかない。
音もピェールの鳥オルガンよりはだいぶ素朴。

なにかひとつ彼自身の作ったものを買いたいけど
ほかにあまりほしいものもなく
小さい値段の物は売ってるだけで作ったものではなさそう。

やがてAchimがこちらに気付く。
「ありがとう!!(ピェールの)コンサートすごくよかった!」
って実はコンサート聴きもしないうちからドイツ語で用意したフレーズで会話^^;

今日は彼の友人で以前は自分もオルガンを作っていた人その2が
クラウンの格好をしていて、
自分で作ったというオルガンを黄色い自転車からだして弾いてくれる

でもフロントにイェーガー&ブロンマーって別の工房の名前が書いてあるんだけど
前そこで働いていてつくったってこと???
?はあるもののあまり細かい事はつっこむ気がおきず
たのしもう、目の前の時間を。

彼のオルガンは肩からかけられる小さなものだけど
まず横で鳴っていた巨大なオルガンの演奏を指揮しているかのようなクラウンのパフォーマンスからはじまり、
その大きいオルガンの演奏を終わらせ
自分の小さい肩掛けの演奏にうつる。

それはスコアロールの読み取り部分の金属が取り外し可能になっていて
読み取り部分なしで回しはじめ
すかすかする音に
「Achim! Achim!(大変だこわれちゃったAchim直して)」
と。
道化版のオルガン弾きは初めてみたので見入る。
こういうのもありなんだ!おもしろーい。

集っているひとたちは普段からみんなここで仲のよいひとたちなんだろう。
談笑しながらそれをみる。
西洋人はわかんないけどAchim若いとすれば20前半くらいにみえないこともないんだよなー
初見だともうちょい上なんだけど。
たしかに指輪もまだないしなー
Achimの横にいるのが彼女っぽいなー。彼女の方が年齢がわかりやすく若そう
でももしそんな若いとしたらこの広い工房の資金源はどこなんだ・・・?
なんとなく観察しながらしかし疑問はあまり解けず
うう、ドイツ語とフランス語はおぼえなきゃ~

工房にはオランダからのオルガンのマテリアルサプライヤー(そんな職業があるのか)の
老夫婦がきていて
Achimとともになんとか英語で
バレルオルガンのピン用の金属を調達するのが大変なんだよって話をしてくれる。
丸い断面の金属ならあるけど四角い断面の物って手回しオルガン作る人にしか必要ないからさ

バレルっていうのはドイツ語じゃないらしい
英語だとバレル?って確認しながら説明してくれた

Achimは「僕えいごはちょっと・・・」ってドイツ語で(たぶんこっちに通じないと思って)言っては、誰か英語のできる人をあてがってくれるんだけど、
まったく話せないわけでもないらしく時々がんばって英語で伝えようとしてくれる。

そもそもドイツにバレルを現在作るひといるんだ・・・
っていう方でびっくりしてるんだけど
言葉が平易な英語にかみくだけなくてつっこめない・・・
(あ、鳥調教機はバレルのピンだ)

Chiliのオルガンもバレルなんだけど
Chiliの人たちの場合は
メキシコからとかもっと安いルートで作れているんだとかなんとか。

ここで新たなコミュニケーション、
きっとAchimならおもしろがってくれそうと思ってここに持ってきた
Japanese パペット電子楽器をドイツ語で紹介、
「electoricなんだけどおもしろがってくれるかなとおもって」と。
たのしんでくれた。

それから、今日いちばんいいたくてきた
「あなたのようなよいクリエーター(クラフトマン?)に会えてhappy」と、
「ぼく?」
って、日本人程度の控えめな反応の後、すなおにわらってくれる。
外国語だと直球でここまでのことが伝えられてしまうのがいい。

(これもドイツ語で用意して伝えたら
クリエーターでなくクラフトマンの方を指差されたので属性は自称そっちらしい。)

空はまだ明るいけど時間はだんだん夕方に。
6時半、Achimが工房を出て自ら最後にオルガンをまわし、
「フィニーテ」
finishかな?終わりを告げる。

別れ際に彼のオルガンと彼と工房を一枚の写真に目線ありでもらう。

「(waldkirchに)またおいでよ」との彼に
「三年後にね?」と冗談めかし笑う。
三年後に は、三年に一度だけのお祭のこの町の合言葉だから。

「三年なんていわずに来年またおいでよ。
フェスティバルがなくても、遊びにさ」
冗談じゃなくきりかえされてちょっとうれしい。

出会えてよかった。
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by a-avenue | 2011-06-02 01:37 | オルガンの町 Waldkirch | Trackback | Comments(0)
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