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楽器ごとのリードタイム

大きなオルガンになると
ベルをならしたり
太鼓がついていたりと
笛以外の仕組みがあるものを見たことのある方もおられるのではないでしょうか



これ、実は一筋縄じゃないんです


そのくらいのクラスのものだと
ブックでの制御の場合が多いかとおもいますが
(オルガンの曲は 主に バレル ブック ロールの三通り)

楽器によって
すべてがブックで指令をだしたその瞬間に反応できるわけではなくて
たとえば

なにかを叩いて音をならすとしたら
1 信号が発せられる
2 ふいごによって叩くためのものを動かし始める
3 当たる
4 鳴る
というように厳密には信号の開始から4の鳴るまでに
リードタイムが必要です。

また1から4にどれだけ時間がかかるのか
も物によってことなってくるので

なり始めの位置を何拍前に知らせるのか
信号を何拍連続して出すのか
反応リードタイムと反応タイム

楽器によって1拍前か1/2拍前
リードタイムは蓄える動作をしてから動くものといきなり動くものなど機構に拠ってかわり
それから一拍あたりのブック上の長さも反応タイムとして物により変わる

そのそれぞれの一覧表を持っておかないと
笛以外の楽器のついたオルガンを鳴らすためのブックは
作ることができないのだそうです。

20種類くらいの楽器の制御値の一覧表みせていただいたのですが
まめに値が違っていて
うひゃぁ・・・という感じでした。


音楽をつくるって
やはり繊細な仕事です。



by a-avenue | 2012-03-31 12:00 | P.BOUWさん手廻しオルガン&長崎

手回しオルガンの木の音色 まちからここから www.temawashi.org
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