ブックの穴 キー式とキーレス

キー式というのは見た目には
ブックの読み取り部分に爪が複数本出ているようなタイプのもの。
キーレスは穴があいているだけ。

日本の人たちはだいたいキー式 キーレスと呼ぶが
シャリエルにいわせると メカニカとプニュマティカ
P.BOUWさんに確認したところその呼び名でも間違いではなく

読み取り部分だけを指して狭義で
メカニカル(機械式)かニューマティック(空気式)と称する場合は
それそれがキー と キーレスにあたる。

つまりキーは、読み取りのみが機械式でその他の場所は空気式
キーレスは読み取りも含めすべてが空気式といえる。


ブックの作り方としては
キーレスの場合は素直に楽譜どおりにあける

キー式の場合は
前のキーがさがる為の時間と次のキーがあがるための時間を
ブック上ですこし重なるような形で穴をあけないと
連続した音にならない。

こんな感じ(ペンのある位置)
d0179447_063879.jpg


なので同じ曲でもキーとキーレスではつくりが違い
同じ楽譜にはならず
キーの方が2-3mm長いはず


もうひとつの注意点として
キーレスでは
1ミリくらいのブリッジは反応しないので
ブリッジを作った方が強度が保てる

(ブリッジとは長音に対して途中で1ミリ程度
穴をあけない時間をとること)

キーはブリッジがあったら音が切れてしまう


こう書くとキーレスの方がいいことが多そうだけれど
キー式のメリットは音の立ち上がりの小気味良さ
調整しやすくてレスポンスがいい

でもデメリットとしてキー式では逆回転などをしてしまうと
あっさり事故が起きてこわれてしまう場合もあるので

オランダのフェーニンゲンさんも
最初の頃は日本にキー式のオルガンを持ってきていたが
壊れるのをおそれてかだんだんキーレスのものしかもってこなくなってしまったのだそう

ブック自身を見ても
キー用かキーレス用かはわかります
キーレスはよみとり穴の上を通るだけなので
ブック穴に補強がないです。

キーの方はブックの穴をキーがはじくのに近い形になるので
補強材がぬってあり見た目に穴の周りの色がちがうはず
(たぶんシュラック)

穴幅も違って
キーは4mm キーレスは3mm
のように
キーの方がキーが引っかかる分ひろい
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by a-avenue | 2012-04-01 11:16 | オルガンブックを作ってみよう | Trackback | Comments(0)
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