二度目の初めて
今日は、
一本目の笛を鳴らそう
です。
この話題、このブログものすごくしっかり読んでいただいている方がいたら
実は二度目かと思うのですが・・・
からくり用にオルガンのサイズを変更したり諸事情ありまして
二度目の初めて を迎えました
昨日これでおわったぁ
と思っていた風箱は
下側にまだ 開け閉じの制御するパーツがまだでした。
道はながーい

風箱の閉じは谷目さんお得意の中が見えるスケルトンで。
フィニッシュの曇り止めに556、へぇ・・・。
ピカピカ!


道として通って欲しいので貫通させたけれど
出口として出て欲しくない穴は閉じていきます



「やっとついた」

「お待たせしました」
「風箱だけでも400点くらいの部品でできていて
穴も400個くらい開いていると思います」
ひゃぁっと大変です
ところがこれで終わりでもなく
管を着けないと
ガイドに使っている小さい木は、ここまで叩いていれてokという深さの指針で

「横穴が入っているもんで
それを塞がないギリギリにするために」
できたもののチェック

「何かあった時ブリッジさせたりするんですけど、この穴は今のところ必要ないので」


ふたたびオープン、一番おおきい通路をすこし径を広げます。


テープは、すでに開けた穴に木の粉が入らないようにして穴あけ。
切ったら、研磨 は たとえ紙素材でも抜かないプロセス・・・ほぇ

紙の筒がこれ以上奥にいかないように途中で止める構造。。。はぁ

風圧を決めるバネは交換しやすいようにサイドにしました。

8本まで付けれるようになっていて、とりあえず4本、
何本使うかは実際にハンドルを廻しながら決めます。

さてこれで!
低音の風道をのせて

ここで
「ちょっとお願いしていいですか、これを同じ長さに20本切ってもらっても」
と、チューブを渡される
おお、はじめてお願いされた!!
今までずっとひたすらひとりで工程をこなしておられたので、
それがポリシーかと思っていたところ、お願いされてちょっとうれしい。
「斜めにきりますか、まっすぐに?」
「テスト用なのでどっちでも大丈夫です」
ザンネン・・・自分で切った何かとか入ったらうれしかったのになぁ
どのようにテストするかというと、
ふたつの穴に一本のチューブを渡す形で、
これでふたつともの読み取り側の穴に栓がされた意味になります。
(ブックに穴があいていないのと同等の意味)

さて一本笛たてまして!!


・・・ところがここでトラブル・・・
思った風量が出ず、
調整ネジを開けてもだめで
バネを増やして風圧を上げてもだめで
「どこかから漏れてるな」
聴診器で診断しつつ、漏れている音のした穴にティッシュペーパーをのせてふいご動かしたら
ふわふわと
風箱のせいか
風道のせいか
風箱のチェックは風箱の入り口の大きな筒を口で吹いてみて
風箱には漏れのないことを確認
ほっとした感じの谷目さん、風箱が原因な方が大変なのだとか。
風道のチェックは風箱へとつながる大きな筒を手で押さえて
笛を取り付ける穴にティッシュを置いて
ふいごうごかすと ティッシュふわふわ~
原因はフイゴのすぐ上の風が高音の風道に通ってしまっているのかな
で、そこに皮をもう一枚



これで漏れなくなったけど
音のでない穴がまだ半分あって
悩む谷目さん
「出るわけない・・・!」
と気付いたことには、風箱と風道穴の位置が2cmずれていた。
おお、どうする谷目さん?
「一番速いのは・・・」
考える谷目さん
結局穴の位置を補助パーツで強制してみました。
「あとできちんと直します」

ここでやっと音がでますー
わぁいわぁい
長い道だなぁ。。。でも着実に一手一手。
そしてここでハコダテトリエンナーレの代表
函館美術館の大下さん登場ー!!!
一緒に初の音を聴いていただきました♪
この秋、ハコダテトリエンナーレ
手回しオルガンと写真の作品で出展します。
ハコダテトリエンナーレの話は次回以降で書きますー
一本目の笛を鳴らそう
です。
この話題、このブログものすごくしっかり読んでいただいている方がいたら
実は二度目かと思うのですが・・・
からくり用にオルガンのサイズを変更したり諸事情ありまして
二度目の初めて を迎えました
昨日これでおわったぁ
と思っていた風箱は
下側にまだ 開け閉じの制御するパーツがまだでした。
道はながーい

風箱の閉じは谷目さんお得意の中が見えるスケルトンで。
フィニッシュの曇り止めに556、へぇ・・・。
ピカピカ!


道として通って欲しいので貫通させたけれど
出口として出て欲しくない穴は閉じていきます



「やっとついた」

「お待たせしました」
「風箱だけでも400点くらいの部品でできていて
穴も400個くらい開いていると思います」
ひゃぁっと大変です
ところがこれで終わりでもなく
管を着けないと
ガイドに使っている小さい木は、ここまで叩いていれてokという深さの指針で

「横穴が入っているもんで
それを塞がないギリギリにするために」
できたもののチェック

「何かあった時ブリッジさせたりするんですけど、この穴は今のところ必要ないので」


ふたたびオープン、一番おおきい通路をすこし径を広げます。


テープは、すでに開けた穴に木の粉が入らないようにして穴あけ。
切ったら、研磨 は たとえ紙素材でも抜かないプロセス・・・ほぇ

紙の筒がこれ以上奥にいかないように途中で止める構造。。。はぁ

風圧を決めるバネは交換しやすいようにサイドにしました。

8本まで付けれるようになっていて、とりあえず4本、
何本使うかは実際にハンドルを廻しながら決めます。

さてこれで!
低音の風道をのせて

ここで
「ちょっとお願いしていいですか、これを同じ長さに20本切ってもらっても」
と、チューブを渡される
おお、はじめてお願いされた!!
今までずっとひたすらひとりで工程をこなしておられたので、
それがポリシーかと思っていたところ、お願いされてちょっとうれしい。
「斜めにきりますか、まっすぐに?」
「テスト用なのでどっちでも大丈夫です」
ザンネン・・・自分で切った何かとか入ったらうれしかったのになぁ
どのようにテストするかというと、
ふたつの穴に一本のチューブを渡す形で、
これでふたつともの読み取り側の穴に栓がされた意味になります。
(ブックに穴があいていないのと同等の意味)

さて一本笛たてまして!!


・・・ところがここでトラブル・・・
思った風量が出ず、
調整ネジを開けてもだめで
バネを増やして風圧を上げてもだめで
「どこかから漏れてるな」
聴診器で診断しつつ、漏れている音のした穴にティッシュペーパーをのせてふいご動かしたら
ふわふわと
風箱のせいか
風道のせいか
風箱のチェックは風箱の入り口の大きな筒を口で吹いてみて
風箱には漏れのないことを確認
ほっとした感じの谷目さん、風箱が原因な方が大変なのだとか。
風道のチェックは風箱へとつながる大きな筒を手で押さえて
笛を取り付ける穴にティッシュを置いて
ふいごうごかすと ティッシュふわふわ~
原因はフイゴのすぐ上の風が高音の風道に通ってしまっているのかな
で、そこに皮をもう一枚



これで漏れなくなったけど
音のでない穴がまだ半分あって
悩む谷目さん
「出るわけない・・・!」
と気付いたことには、風箱と風道穴の位置が2cmずれていた。
おお、どうする谷目さん?
「一番速いのは・・・」
考える谷目さん
結局穴の位置を補助パーツで強制してみました。
「あとできちんと直します」

ここでやっと音がでますー
わぁいわぁい
長い道だなぁ。。。でも着実に一手一手。
そしてここでハコダテトリエンナーレの代表
函館美術館の大下さん登場ー!!!
一緒に初の音を聴いていただきました♪
この秋、ハコダテトリエンナーレ
手回しオルガンと写真の作品で出展します。
ハコダテトリエンナーレの話は次回以降で書きますー
by a-avenue
| 2012-08-17 18:30
| 谷目基さん手廻しオルガン製作記
カテゴリ
全体
手回しオルガンがくるよ♪
てまわしオルガンのこと
まちの人と
谷目基さんの木製オルガンと函館
谷目基さん手廻しオルガン製作記
函館と北海道-旅人以上住人未満
横浜とみなとのまち
P.BOUWさん手廻しオルガン&長崎
ギリヤーク尼ヶ崎
コラボレーション×KINO
ギリヤークさんの健康状態
突然社会学の時間
オルガンの町 Waldkirch
オルガネッタと
Pierre Charial
オルガンの作り手とその町
手回しオルガンのある場所
手廻しオルガンのある作品
手回しオルガンを弾くひと
オルガンロールを作ってみよう
オルガンブックを作ってみよう
オルガンのメンテナンスいろは
オルガン笛を作ってみよう
手回しオルガンの鳴る仕組
バレルオルガン治してみよう
コンサーティーナをなおそう
人形演劇について
ひとりごと
木のものと
くるくる回そう くるくる回想
北海道新幹線の始まりの日
北海道新幹線2 初めて走る日
北海道新幹線3 新幹線と会いたい冬
北海道新幹線4 ぴったり150日前ツアー
北海道新幹線5 新幹線と会いたい秋
北海道新幹線6 新幹線になりたい!?
北海道新幹線7 開業100日前
北陸新幹線一番列車で初往復
突然社会学の時間
未分類
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オルガン笛を作ってみよう
手回しオルガンの鳴る仕組
バレルオルガン治してみよう
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