林海象監督の・・・弥勒
このブログのカテゴリは
【手回しオルガンのある作品】なのですが
このカテゴリで一番最初にご紹介したのが
【20世紀少年読本】 →そのときの
私、あまり俳優が誰とか監督が誰とかに詳しい人じゃないから
意識してなかった…のですが、
(認識する順序が一般的とまるで逆だけど)
この【20世紀少年読本】の監督の林海象さんって、濱マイクの監督なんですね・・・
だったら、3月の
横浜みなと映画祭のときに横浜nitehi worksでお目にかかったことあるあの方だ・・・けど
その時の 横浜みなと映画祭記事→http://www.hamakei.com/column/272/
・・・き、きづいてなかった・・・
今度の新作「弥勒」をこの秋に横浜東京でやることと
会場のひとつに紅テントをということはその時にきいていて
紅テントで映画っていうのは行ってみたいな・・・と思っていたのです
紅テント黒テントなんてもう都市伝説くらいの印象なのだけど
wikipediaからですが象徴的っぽい部分を掲載してみましょうか
-----------
1969年1月3日、東京都の中止命令を無視し、新宿西口公園にゲリラ的に紅テントを建て、『腰巻お仙・振袖火事の巻』公演を決行。200名の機動隊に紅テントが包囲されながらも最後まで上演を行った。これが世に知られる「新宿西口公園事件」である。上演後、唐十郎、李麗仙ら3名が「都市公園法」違反で現行犯逮捕された。
この頃から、マスコミにしばしば取り上げられるようになった。「天井桟敷」の寺山修司、「早稲田小劇場」の鈴木忠志、「黒テント」の佐藤信と共に「アングラ四天王」と呼ばれ、アングラ演劇の旗手とみなされた。
-----------
その紅テントを、唐十郎さんが初めて人に貸すという
気にはなってて、
なんかその周辺をこのごろいろいろみてたら、
誰かが
20世紀少年読本もスクリーンで見たいって書いてて
・・・ん・・・てことは・・・
なっとく
すごくつながった感があったので
弥勒横浜公園前夜に六本木で行なわれた
監督トークイベントに行ってしまいました!!
いくつかの話をメモで
映画がはじまって120年
27で映画を初めて56才
次の100年を作るのはここにいる(学生たち)
(弥勒の)第一部では目にフォーカスがいっているといわれたが
映画は一番美しいものにフォーカスをあわせる
第一部では目、第二部では闇にフォーカスしている
弥勒では(通常とは逆だが)あらすじを知ってからみてほしい
セリフは稲垣足穂の小説「弥勒」のものそのままか
作ったセリフかどちらかで適当に作り替えたセリフはひとつもない
そこまでいった人しか人は救えないでしょう
映画ってわからないから撮るんです
全員がある部分はわからない
あらゆるストーリーがそうであるけれど
ゲルニカなんかはどっちかというと最初批判的だった
でも
自分が見ていて、なぜ泣いているのかわからない
・・・一番美しいものにフォーカスをあわせる
・・・なぜ泣いているのかわからない
こういうことをたまにひとのことばできくといい
手廻しオルガンのすごいのは、やさしいものでありながら、なぜないているのかわからない、そこにすっとつれていく
外側からじゃなくてつれてく
手はきっと、そういう意味のものだった
とかそんなことに気づきながら。
------------------
★ここからちょっと長いけどおもしろいエピソード
以前
神様の声を聴けるという人といっしょに歩いていて
宇宙とは何か
とかそういう質問にはしっかり答えてくれるが
映画とは何か、っていうのにはなかなか答えられない
それで思ったんです
神様は映画みたことないんじゃないかって
神様に映画をみせたいなって思って
下鴨神社(世界遺産)での『彌勒』の奉納上映で神様に映画を見せた
本殿の中にスクリーンはさすがに許されなかったので
となりの社から本殿に向けた角度のスクリーンを
ただそれを観客が見てしまうと、観客が神様にお尻を向けていることになるので
観客用のスクリーンは90度ずらしてすこし大きい布のスクリーンを。
神様用のスクリーンは小さいからお客さんから見ると隠れていて見えない。
そしてアナウンスし忘れたので見ている人たちはどこに神様向けスクリーンがあるかわからなかったはず
本物のスクリーンは薄暗くても投影できたが人間用の布のスクリーンはもっと暗くならないと映らず
開始になかなか時間がかかった
神社なのでテストが許されないから距離を測って投影の練習を別のところでして本番一発であてた
下鴨神社からやっと許可をもらった時
神社なんだけど弥勒は仏教だから
「実は仏教なんですけど」・・・っていったら「ぜんぜんかまいません」といわれた、さすが神々。
祝詞も特別なものだった
「人はキネマというものを作り、、、から始まり林海象というまれびとが・・・って」
誰も録音していないのがおしいがそれどころではなかった
http://miroku0369.tumblr.com/
現在4回上映で横浜が5回目
オーケストラ付きの公演で毎回違う演出をしている。
スクリーンから飛び出してきた人物が映画にいざなったり、
映画は毎回いっしょだけど、少しずつ毎回違うことをする。
------------------
そんなわけで
今日はこれから、横浜の
彌勒 フィルムオーケストラバージョン関東公演開幕
http://www.0369.jp/news.php?keyno=101
にいってきます
紅テントだけ見ようかなと思っていたんだけど
オーケストラでやる映画ということだけど
横浜は(テントや野外と比べたら)音響的には最高の会場だし
ここで完成するはずです
だそう
(でも紅テントはやっぱりみたい)
ちなみに紅テントでの演出は
「もともと演じる場所だから(敬意を払って)演技は最低限にする」
そうです
弥勒
http://www.0369.jp/
【手回しオルガンのある作品】なのですが
このカテゴリで一番最初にご紹介したのが
【20世紀少年読本】 →そのときの
私、あまり俳優が誰とか監督が誰とかに詳しい人じゃないから
意識してなかった…のですが、
(認識する順序が一般的とまるで逆だけど)
この【20世紀少年読本】の監督の林海象さんって、濱マイクの監督なんですね・・・
だったら、3月の
横浜みなと映画祭のときに横浜nitehi worksでお目にかかったことあるあの方だ・・・けど
その時の 横浜みなと映画祭記事→http://www.hamakei.com/column/272/
・・・き、きづいてなかった・・・
今度の新作「弥勒」をこの秋に横浜東京でやることと
会場のひとつに紅テントをということはその時にきいていて
紅テントで映画っていうのは行ってみたいな・・・と思っていたのです
紅テント黒テントなんてもう都市伝説くらいの印象なのだけど
wikipediaからですが象徴的っぽい部分を掲載してみましょうか
-----------
1969年1月3日、東京都の中止命令を無視し、新宿西口公園にゲリラ的に紅テントを建て、『腰巻お仙・振袖火事の巻』公演を決行。200名の機動隊に紅テントが包囲されながらも最後まで上演を行った。これが世に知られる「新宿西口公園事件」である。上演後、唐十郎、李麗仙ら3名が「都市公園法」違反で現行犯逮捕された。
この頃から、マスコミにしばしば取り上げられるようになった。「天井桟敷」の寺山修司、「早稲田小劇場」の鈴木忠志、「黒テント」の佐藤信と共に「アングラ四天王」と呼ばれ、アングラ演劇の旗手とみなされた。
-----------
その紅テントを、唐十郎さんが初めて人に貸すという
気にはなってて、
なんかその周辺をこのごろいろいろみてたら、
誰かが
20世紀少年読本もスクリーンで見たいって書いてて
・・・ん・・・てことは・・・
なっとく
すごくつながった感があったので
弥勒横浜公園前夜に六本木で行なわれた
監督トークイベントに行ってしまいました!!
いくつかの話をメモで
映画がはじまって120年
27で映画を初めて56才
次の100年を作るのはここにいる(学生たち)
(弥勒の)第一部では目にフォーカスがいっているといわれたが
映画は一番美しいものにフォーカスをあわせる
第一部では目、第二部では闇にフォーカスしている
弥勒では(通常とは逆だが)あらすじを知ってからみてほしい
セリフは稲垣足穂の小説「弥勒」のものそのままか
作ったセリフかどちらかで適当に作り替えたセリフはひとつもない
そこまでいった人しか人は救えないでしょう
映画ってわからないから撮るんです
全員がある部分はわからない
あらゆるストーリーがそうであるけれど
ゲルニカなんかはどっちかというと最初批判的だった
でも
自分が見ていて、なぜ泣いているのかわからない
・・・一番美しいものにフォーカスをあわせる
・・・なぜ泣いているのかわからない
こういうことをたまにひとのことばできくといい
手廻しオルガンのすごいのは、やさしいものでありながら、なぜないているのかわからない、そこにすっとつれていく
外側からじゃなくてつれてく
手はきっと、そういう意味のものだった
とかそんなことに気づきながら。
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★ここからちょっと長いけどおもしろいエピソード
以前
神様の声を聴けるという人といっしょに歩いていて
宇宙とは何か
とかそういう質問にはしっかり答えてくれるが
映画とは何か、っていうのにはなかなか答えられない
それで思ったんです
神様は映画みたことないんじゃないかって
神様に映画をみせたいなって思って
下鴨神社(世界遺産)での『彌勒』の奉納上映で神様に映画を見せた
本殿の中にスクリーンはさすがに許されなかったので
となりの社から本殿に向けた角度のスクリーンを
ただそれを観客が見てしまうと、観客が神様にお尻を向けていることになるので
観客用のスクリーンは90度ずらしてすこし大きい布のスクリーンを。
神様用のスクリーンは小さいからお客さんから見ると隠れていて見えない。
そしてアナウンスし忘れたので見ている人たちはどこに神様向けスクリーンがあるかわからなかったはず
本物のスクリーンは薄暗くても投影できたが人間用の布のスクリーンはもっと暗くならないと映らず
開始になかなか時間がかかった
神社なのでテストが許されないから距離を測って投影の練習を別のところでして本番一発であてた
下鴨神社からやっと許可をもらった時
神社なんだけど弥勒は仏教だから
「実は仏教なんですけど」・・・っていったら「ぜんぜんかまいません」といわれた、さすが神々。
祝詞も特別なものだった
「人はキネマというものを作り、、、から始まり林海象というまれびとが・・・って」
誰も録音していないのがおしいがそれどころではなかった
http://miroku0369.tumblr.com/
現在4回上映で横浜が5回目
オーケストラ付きの公演で毎回違う演出をしている。
スクリーンから飛び出してきた人物が映画にいざなったり、
映画は毎回いっしょだけど、少しずつ毎回違うことをする。
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そんなわけで
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オーケストラでやる映画ということだけど
横浜は(テントや野外と比べたら)音響的には最高の会場だし
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(でも紅テントはやっぱりみたい)
ちなみに紅テントでの演出は
「もともと演じる場所だから(敬意を払って)演技は最低限にする」
そうです
弥勒
http://www.0369.jp/
by a-avenue
| 2013-10-17 23:00
| 手廻しオルガンのある作品
カテゴリ
全体
手回しオルガンがくるよ♪
てまわしオルガンのこと
まちの人と
谷目基さんの木製オルガンと函館
谷目基さん手廻しオルガン製作記
函館と北海道-旅人以上住人未満
横浜とみなとのまち
P.BOUWさん手廻しオルガン&長崎
ギリヤーク尼ヶ崎
コラボレーション×KINO
ギリヤークさんの健康状態
突然社会学の時間
オルガンの町 Waldkirch
オルガネッタと
Pierre Charial
オルガンの作り手とその町
手回しオルガンのある場所
手廻しオルガンのある作品
手回しオルガンを弾くひと
オルガンロールを作ってみよう
オルガンブックを作ってみよう
オルガンのメンテナンスいろは
オルガン笛を作ってみよう
手回しオルガンの鳴る仕組
バレルオルガン治してみよう
コンサーティーナをなおそう
人形演劇について
ひとりごと
木のものと
くるくる回そう くるくる回想
北海道新幹線の始まりの日
北海道新幹線2 初めて走る日
北海道新幹線3 新幹線と会いたい冬
北海道新幹線4 ぴったり150日前ツアー
北海道新幹線5 新幹線と会いたい秋
北海道新幹線6 新幹線になりたい!?
北海道新幹線7 開業100日前
北陸新幹線一番列車で初往復
突然社会学の時間
未分類
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手回しオルガンのある場所
手廻しオルガンのある作品
手回しオルガンを弾くひと
オルガンロールを作ってみよう
オルガンブックを作ってみよう
オルガンのメンテナンスいろは
オルガン笛を作ってみよう
手回しオルガンの鳴る仕組
バレルオルガン治してみよう
コンサーティーナをなおそう
人形演劇について
ひとりごと
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