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ルディととしさんの手風琴バチガルポ

ここ横浜の開港記念の週末だった

石川町で手回しオルガンの演奏をしていて
ひとりの女性と出会います

「私も持っているのよ、風琴よね」

そうおっしゃられたから、小型の紙腔琴を指すかと思ったら
紙腔琴wikipedia

話をお伺いしていると私のオルガンよりすこし大きいくらいの
古いドイツのものだという
楽譜ではなさそうなのでおそらくバレル

「亡くなった主人がとても大事にしていたの
譲ってほしいという人もいたけど100万でもだめだって
絶対に手放さなかったの
今は押入れの奥にしまっているからもう鳴らないかもしれないけれど」

それは見てみたいですというと
「よかったらさしあげるわ。あなたのような方に使っていただけたら」

でも奥から出せるかどうかわからないから
もし出てきたらご連絡を下さるということで
その日は別れると、三日後にご連絡を頂き
音は出るのでよかったらどうぞ、とのこと

そんな思いかげない話だったのだけれど
おとずれてみることにして

お伺いしたのは東麻布の完成な住宅地
置物のようにかわいい猫のチャコちゃんと暮らすとしさん。
ルディととしさんの手風琴バチガルポ_d0179447_16541730.jpg



見てみると小型のバチガルポで
もっと大きいのを予想していたが、頑張れば一人でも持ち上がるくらいの。

ご主人は、ドイツの方で
まだドイツが東西に分裂していなかった頃の東ドイツに生まれ
西ドイツに育って
としさんとは東京で出会い、アメリカ大使館のそばで一緒にお店を開いていて
「よくお店でこのオルガンをひきながら、帽子を持ってまわったのよ」

いつも人がいっぱいのお店だった
そんなアルバムの写真で出会うご主人に はじめまして と音無くあいさつ
ルディととしさんの手風琴バチガルポ_d0179447_16545486.jpg



私も自分の写真を持っていっていて、
北海道でオルガンを作った時の話をしたら
「よかったわ。やっぱりあなたにもらってもらえてうれしいわ」

いろんなことが偶然で
横浜の開港記念日に元町で弾いていた
元町の外人墓地にあるというご主人のお墓
お墓参りの帰りに元町で出会えたこと
譲りたいという電話は須藤オルガン工房に行く道中にうけた
須藤さんに話すと、「修理はここに持ってきていいですよ」
ドイツもすこしつながっている

ご主人との楽しかった日々と彼が大切にしていたオルガン

きっと誰に売ってと言われても値段はつけられなかったんだろう
その気持ちはわかる気がして
受け取った託された想いをどう形にできるだろう

曲奏でられるように・・・

としさんのご主人の名前はルディ
ルドルフ・ルディ・ベルンスタイン

お墓は元町外人慕地の
入って手前の列の一番左にあるという



by a-avenue | 2014-06-06 15:00 | まちの人と

手回しオルガンの木の音色 まちからここから www.temawashi.org
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