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はじめてのうた

とりあえずでまだ留めはせずに仮においた笛が
はじめて曲らしい旋律をうたった。

としさん…うたったよ

そこにいないとしさんに話しかけた

「そうね
ルディがいたころ、こんな音だったわ…」
自分の中のとしさんが応える

それからとしさんの気持ちで空のルディに話しかけて
「ルディ、聴こえるかしら?」

あの日としさんから受け取ったことばを
もう一度自分の中で聴く
「ありがとう
あなたにもらってもらえて
よかったわ」

オルガンの音の中でそんな会話を交わした気になりながら
ひとりだったら泣きそうだった


喉でとめて
「これ、きいてもらったら泣くような気がする」
っていったら
「そうですね。そんな曲ですね」

ことばは同じ顔をしながら
違う意味で受け渡されていく。
でもこの範囲ならどっちでもほんとのところ

としさんはなんか虫のしらせで
風の便りを出してくるような人で

須藤さんのオルガン工房に初めて向かっている最中に
【オルガンを譲りたい】
と電話くれて
それからしばらくたってからの
工房でオルガン治し始めた日に
【オルガンの調子はどうかしら?】
と電話くれた。

修理初めてから3日目で鳴るようになっているので流石にこの日に電話なかったが、としさんにきいてほしいな

オルガンの音のむこうに
色あせたアルバムで笑ってたみんながそこにいる。
所有物の時間ってこういうものなんだ…

出来てから何年という時間感覚とはまたちがう
このオルガンがもっている思い出の時間をうたいつぐ



by a-avenue | 2014-06-22 22:30

手回しオルガンの木の音色 まちからここから www.temawashi.org
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