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大野一雄100歳の年ガラ公演「百花繚乱」

函館出身の方として知られる大野一雄さん

このころはそういう意識ではなかったのだけれど、のちに函館に通ううち、大野一雄さんとギリヤーク尼崎さんの両氏のことは、函館の先人として、思うようになる。

2007年、彼の100歳の公演を横浜で観ていた。

(ここまで2014年6月記す 以下2007年1月28日の日記です)

大野一雄100歳の年ガラ公演「百花繚乱」

最後すべての演目のあとで
大野慶人さんがてでくる。
骨だけにみえる傘をまわしながら

それから車椅子で大野一雄さん
口をひらいたまま
両手は胸の上に畳むように
目は閉じている(ようにみえる)

そのままどれだけ拍手がおきても
慶人さんが車椅子を揺すっても
まったく動かず

大野一雄舞踏研究所の研究生が
手に手に一本ずつの花をもってあらわれる。

大野一雄を花が囲む。

研究生が花を置いて去り
花と動かない大野一雄が残される。

ほんとにこれが葬儀なんじゃないかと思った。
これが大野一雄の死ではないかと。

終演後に大野慶人が大野一雄さんの車椅子を押してロビーにあらわれる。

慶人さんのあいさつ。

囲む人の手が大野一雄に伸びる。
触れる。

躊躇したものの、去り際
そっと手の甲の上に指先を重ねた。

温度 体温 すこし低く感じるけれど体温。
表現しづらい柔らかさの感触

今これを書きながら自分の手に触れて
あれは血管の感触なんだ

舞台の上で開いていた口が閉じていた。
動かれるんだ・・・

けれども
車椅子の中で、目を閉じた彼が一切動くことはなかった

幽霊になってしまったんだ

大野一雄は
幽霊についてや、死者の魂の中で
死者の恩恵をうけて生きる育つとということを
してきたのだと 
のだけれど
(私の理解の範囲では)

その恩恵になっていっているんだと

そしてなお 命だった。

(日記ここまで)

その彼がなくなったのは2010年の6月1日のこと。

命日までは記憶していなかったのですが
ちょうど四年前の日なら、ふと思い出したのも、そういうことなのかもしれないと思いながら



by a-avenue | 2014-06-01 10:00 | 函館と北海道-旅人以上住人未満

手回しオルガンの木の音色 まちからここから www.temawashi.org
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