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北の大地の新幹線9 この町の記憶

青函トンネルが出来た日と工事の始まりがいつだかを
答えられる人はいるだろうか?

取材をうけたときに、新聞記者さんひとりとテレビ一社さんに逆にきいてみた。


建設開始が
1961年(昭和36年)3月23日

開通が
1988年(昭和63年)3月13日


そしてこの北海道新幹線は開業が2016年3月と言われている
青函トンネルからつづいてきた夢なのだと思う。
だからもし、
3月23日にちょうど55年目のその日に
夢が果たされたならすごいなって

私ならそれやるけどなって道新のwさんに言った。

「そうですね、これだけのことだから・・
それだけのものがあってもいいですね」
そんなようなことをいわれたかな

テレビのカメラさんはもっと現実的で
「いや、3月31日に間に合うかだけでも相当必死だと思います」
あはは^^; まぁ現実そういうのもあるだろうけれど。



そしてこの日は本当によくメディアからの一般人としての取材を受けたが、
(話かけられやすいのだろうか?)
いまいちうまく答えられなかった。

函館に通い始めてたぶんだいたい3年になる。
新幹線がもうすぐくるよっていう旋律は
3年前からずっとこの町に漂っている気がする。

いつかくるんだなって思っていたけど
住んでいる人ほどの感慨はやはりない。



ただこのごろにわかに現実味を帯びてきたこの夢は
望むと望まざるとに関わらず、大きな動きだ。



  この日私は、
  たぶん、

  この町と同じ記憶を持ちたかった。



いつか誰かと
あの日雨だったね
新幹線大きかったねって言えたなら
たぶんそれだけで



そういえばずいぶん昔のことだけれど
雨で思いだす町の時間をひとつ憶えている。
香港が中国に返還されるとき、まだ学生でほんの小さなカメラを持って香港まで旅行した。
今夜みたいな雨が降っていて

日本から来ていた沖縄出身だという旅の人が
「沖縄返還の日もね、こんな雨だったんだ」

沖縄返還は歴史としてしか知らないけれど
その日の雨のことばの中から彼の見た時間がすこし体に染み込んできた。



町の記憶は
ひとりひとりの記憶のかけらであるときと
かけらが形を織りなすときとあって

この町は形をもった記憶を多くもった町だと思う。


その形の中のかけらのひとつに
ふれたい

ただそんな片思いのような何かで



記憶のかけらは、葉っぱの一枚一枚のように
触れては色あせてはゆっくり落ちて次の記憶の肥やしとなるような

時には風が何処かに運んで
まだ見ぬ土地の木々のひとつに溶けてゆくような
そんなものかもしれないけれど









by a-avenue | 2014-10-16 11:47 | 北海道新幹線の始まりの日

手回しオルガンの木の音色 まちからここから www.temawashi.org
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