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ぼくらの森のフタバガキ

写真はフタバガキの葉

と木です
「フタバガキ」の名は、
「2枚の翼を持った種子」(dipterocarp)に由来するそうで
風が吹くとひらひらと舞い落ちてくる様子は、
さながら「羽子板」の羽根のようである。
種子を遠くまで飛ばすための物ではないらしく、
親木の真下にさえ落ちなければいいのかもしれないが、
羽根のある意味はよくわかっていないらしい。
相変わらずも人形演劇祭
興味の無い方すみません、しかししかし
連日興味ない人にさえ伝えたいほどの作品ばかりなのです。
第四夜
チェオボン
ぼくらの森には
ラオスからのラタナコーン・インシシェンマイとあさぬまちずこのユニットです
ここは仮面も椰子の実を削っただけ
あとはそれから木で編んだ帽子が顔にみたてられたり
造形作為は勿論しているのですが
手短に陳腐にいうなら
自然派由来のナチュラル精霊系
えーい
「ラオスの人たちは、小さい命や動物、古い道具のいのちを当たり前のように感じている。
そこに理屈はないけれど、いのちはどんなところにでも生き生きと息づいている」
(パンフレットより)
みんな自分の作品の紹介文がうまいわ・・・(下手に私が語らん方がいいとです・・・)
そんな感じの物語です
ぐろてすくの一歩手前の顔した仮面の生き物がそこへと誘う
そして物語の終わりに「フタバガキ」がひらひら ひらひら ひらひら
いっぱいいっぱい上から舞い降りてくるのです
光で輝くさいごのひらひらが落ちたらお話はおしまい
本当に天使の羽でも降りてきたかのようなのだけれど
オモリも仕込みも一切なしの「フタバガキ」の葉そのもの
お芝居の世界がおわったあとで
だから
ああ
この世界は、ラオスにいったら、
すぐそこにあるんだな
空想でもなんでもなくて
そんな読後感を染み込むようにのこします
こんな毎日感動の種類が違うのってすごいよ。。。
きのうまでは個々の作品に感動してたんだけど
ここまできてこのラインナップはプロデューサーサイドがすごいなぁ・・・
と全体に感嘆
明日はいよいよ楽日
その黒谷都のKu in Kaです
もうなんかこれでおわっちゃうのかとおもうとすでにかなしい 笑
▲
by a-avenue
| 2011-03-05 23:47
| 人形演劇について
ながめくらしつとバーバラ村田と音の人
人形演劇祭三日目
先行はなかめくらしつ「何かの中」
タイトルが何かの中だったというのは今これを書いていてはじめて意識した
その必要すらない なんの解説もいらない
すばらしい舞台だった
これは歴史にのこるな。。。
途中でぼんやりとそんなことを思った
10年後20年後あの日のこの舞台をみたことを
いまだあせずにきっと誰かに話せるだろうと
これだけの才能がふつうなら海を渡ってしまっておかしくない
この場所でこの時代に同時に在れることにただ感謝さえおぼえるほどの
何かを誰かと話したいような
誰にもいわずこのまま抱えていたいような
そんな思いでいた。
ややもして同じ舞台をみていた紙麿呂氏から
「俺もいますごい瞬間にいるのかも!って思った」とのメール。
誰もにとってそうだった。
凄いの一語。ありがとう
続いてバーバラさんのかたわれ
この仮面の演目を観るのは幾度目かな
今回は安心して細部までゆっくり味わうんだー
なんておもっていたのだけれど
そんなことはゆるしもしないバーバラ村田の世界です
『私の中の沼に棲む 泣く女 笑う女 怒れる女に イカレタ女・・・』
そう語るこの演目は、そう演じていくのだけれど
回ごとに作品それ自身がすらまた違う女で
ちょっとぞくっとしちゃうのです
普段から大道芸とかで会っているだろう人たちだけあって
ニ作品のつなぎ方とかも通じ合っていてとても見事
出演者がすべて紹介されて
さいごのバーバラさんの挨拶は、
仮面使いとしてのそれではなくて路上の人のものだった。
「またあう日まで さようなら」
いいなとおもった。
先行はなかめくらしつ「何かの中」
タイトルが何かの中だったというのは今これを書いていてはじめて意識した
その必要すらない なんの解説もいらない
すばらしい舞台だった
これは歴史にのこるな。。。
途中でぼんやりとそんなことを思った
10年後20年後あの日のこの舞台をみたことを
いまだあせずにきっと誰かに話せるだろうと
これだけの才能がふつうなら海を渡ってしまっておかしくない
この場所でこの時代に同時に在れることにただ感謝さえおぼえるほどの
何かを誰かと話したいような
誰にもいわずこのまま抱えていたいような
そんな思いでいた。
ややもして同じ舞台をみていた紙麿呂氏から
「俺もいますごい瞬間にいるのかも!って思った」とのメール。
誰もにとってそうだった。
凄いの一語。ありがとう
続いてバーバラさんのかたわれ
この仮面の演目を観るのは幾度目かな
今回は安心して細部までゆっくり味わうんだー
なんておもっていたのだけれど
そんなことはゆるしもしないバーバラ村田の世界です
『私の中の沼に棲む 泣く女 笑う女 怒れる女に イカレタ女・・・』
そう語るこの演目は、そう演じていくのだけれど
回ごとに作品それ自身がすらまた違う女で
ちょっとぞくっとしちゃうのです
普段から大道芸とかで会っているだろう人たちだけあって
ニ作品のつなぎ方とかも通じ合っていてとても見事
出演者がすべて紹介されて
さいごのバーバラさんの挨拶は、
仮面使いとしてのそれではなくて路上の人のものだった。
「またあう日まで さようなら」
いいなとおもった。
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by a-avenue
| 2011-03-04 21:50
| 人形演劇について
人形演劇祭のパンフレット2011
写真は人形演劇祭パンフレットより
バーバラ村田さんの公演の写真のところでkinoasaクレジット・・・
この演劇祭の印刷物で自らの名を目にする日がくるとは・・・

このパンフレット掲載の写真は
シアターX 2010年2月の村田さんのソロ公演「よるべない女たち」のゲネから
この写真の公演で照明をつとめた照明家のアイカワマサアキ(相川正明)氏は
2010年の暮れに永眠されました。
写真にのこる光は、村田さんをしっかり包んでいます。
ご冥福をお祈りいたします。
バーバラ村田さんの公演の写真のところでkinoasaクレジット・・・
この演劇祭の印刷物で自らの名を目にする日がくるとは・・・

このパンフレット掲載の写真は
シアターX 2010年2月の村田さんのソロ公演「よるべない女たち」のゲネから
この写真の公演で照明をつとめた照明家のアイカワマサアキ(相川正明)氏は
2010年の暮れに永眠されました。
写真にのこる光は、村田さんをしっかり包んでいます。
ご冥福をお祈りいたします。
▲
by a-avenue
| 2011-03-03 23:30
| 人形演劇について
人形演劇祭 inochi
一年でもっともしあわせな一週間です
そんな週は、さくらが咲いても、花火が咲いても、やってくるのですけど。
昨夜がはじまりオープニングイベント
今回正式出展はしない かわせみ座さんの パーン 10分程度のショート
ちいさな人形がちょこちょこちょこっと
それはたのしそうに
本当のコビトのように
寄ってきてはヒトの頭の上で平気でくしゃくしゃって彼の髪の毛乱して
帰ってみたり
とても自由にうごきまわります
こんなちっちゃいままにそれはもう生きてて
舞台なしのすごく近い距離で見れてすごいよかった
一日目
チバドロ・アノ
コトバにするのが難しいですが
絵としては見たことのない様な
はじまりからそれを抱えているような
そんな情景を次々と描いていきます
人形は等身大
その皮膚を主に操る北井あけみさん(で、あってると思う)
の表情もまたすごくいい
大胆さを孕んだ綺麗で優しくは無いすこしあたたかい話。
(このヂバドロアノの配役の書き方がすてきですhttp://www.k5.dion.ne.jp/~ano/darine.html)
二日目
こちらは去年単独公演を見たので個人的には今回見送りの沢さん
三日目
バーバラさんと音の人 & ながめくらしつ
いつも、そして今回も楽しみです
四日目
ラオスの人形遣い チェオボン
はじめてみます
この日の仕事をこれにまにあう時間に組むのに翻弄しました
朝六時起きだよぅー
五日目
Ku in Ka 音霊
本家 黒谷都さん
ことばなく なにもいらないときをすごせることでしょう
あと昼もいろいろあるけど
かかし座ひとみ座れもん座トロッコ
チケットがほぼsold outなので是非といえないとこもあるのですがぜひ
各日すこしずつ当日枠を残しているそうなので
1時間前から販売だけどそのさらにもうちょい前からならぶ気でいけば
運がよければいけるかも・・・
本当に自ら動いているような人形たちを
どうことばにしようと町を歩いていて
いのち
って、ことばにあたって
それじゃタイトル通りじゃないか・・・
くやしくなるほどしあわせです
そんな週は、さくらが咲いても、花火が咲いても、やってくるのですけど。
昨夜がはじまりオープニングイベント
今回正式出展はしない かわせみ座さんの パーン 10分程度のショート
ちいさな人形がちょこちょこちょこっと
それはたのしそうに
本当のコビトのように
寄ってきてはヒトの頭の上で平気でくしゃくしゃって彼の髪の毛乱して
帰ってみたり
とても自由にうごきまわります
こんなちっちゃいままにそれはもう生きてて
舞台なしのすごく近い距離で見れてすごいよかった
一日目
チバドロ・アノ
コトバにするのが難しいですが
絵としては見たことのない様な
はじまりからそれを抱えているような
そんな情景を次々と描いていきます
人形は等身大
その皮膚を主に操る北井あけみさん(で、あってると思う)
の表情もまたすごくいい
大胆さを孕んだ綺麗で優しくは無いすこしあたたかい話。
(このヂバドロアノの配役の書き方がすてきですhttp://www.k5.dion.ne.jp/~ano/darine.html)
二日目
こちらは去年単独公演を見たので個人的には今回見送りの沢さん
三日目
バーバラさんと音の人 & ながめくらしつ
いつも、そして今回も楽しみです
四日目
ラオスの人形遣い チェオボン
はじめてみます
この日の仕事をこれにまにあう時間に組むのに翻弄しました
朝六時起きだよぅー
五日目
Ku in Ka 音霊
本家 黒谷都さん
ことばなく なにもいらないときをすごせることでしょう
あと昼もいろいろあるけど
かかし座ひとみ座れもん座トロッコ
チケットがほぼsold outなので是非といえないとこもあるのですがぜひ
各日すこしずつ当日枠を残しているそうなので
1時間前から販売だけどそのさらにもうちょい前からならぶ気でいけば
運がよければいけるかも・・・
本当に自ら動いているような人形たちを
どうことばにしようと町を歩いていて
いのち
って、ことばにあたって
それじゃタイトル通りじゃないか・・・
くやしくなるほどしあわせです
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by a-avenue
| 2011-03-03 23:17
| 人形演劇について
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カテゴリ
全体
手回しオルガンがくるよ♪
てまわしオルガンのこと
まちの人と
谷目基さんの木製オルガンと函館
谷目基さん手廻しオルガン製作記
函館と北海道-旅人以上住人未満
横浜とみなとのまち
P.BOUWさん手廻しオルガン&長崎
ギリヤーク尼ヶ崎
コラボレーション×KINO
ギリヤークさんの健康状態
突然社会学の時間
オルガンの町 Waldkirch
オルガネッタと
Pierre Charial
オルガンの作り手とその町
手回しオルガンのある場所
手廻しオルガンのある作品
手回しオルガンを弾くひと
オルガンロールを作ってみよう
オルガンブックを作ってみよう
オルガンのメンテナンスいろは
オルガン笛を作ってみよう
手回しオルガンの鳴る仕組
バレルオルガン治してみよう
コンサーティーナをなおそう
人形演劇について
ひとりごと
木のものと
くるくる回そう くるくる回想
北海道新幹線の始まりの日
北海道新幹線2 初めて走る日
北海道新幹線3 新幹線と会いたい冬
北海道新幹線4 ぴったり150日前ツアー
北海道新幹線5 新幹線と会いたい秋
北海道新幹線6 新幹線になりたい!?
北海道新幹線7 開業100日前
北陸新幹線一番列車で初往復
突然社会学の時間
未分類
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手廻しオルガンのある作品
手回しオルガンを弾くひと
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オルガンブックを作ってみよう
オルガンのメンテナンスいろは
オルガン笛を作ってみよう
手回しオルガンの鳴る仕組
バレルオルガン治してみよう
コンサーティーナをなおそう
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